血液型と性格は関係ない?関係ある?その【科学的根拠】を探った

つばさ

パチン!
はじめさん、また蚊ですよ~。
私 O型だからよく蚊に刺されちゃうんですよね。

はじめ

おぉ!O型はよく蚊に刺されるんですね(笑)

初めて知りました!

なんだか、「~~型はこういう性質がある」って言うと、血液型占いみたいですね(笑)

つばさ

そうですか?

そういえば、蚊がO型の血が好きッて言われるとなんだかホントっぽいんですけど、血液型占いって、なにか科学的な根拠とかってあるんですか?

はじめ

つばささん、いい視点ですね。

確かに、血液型占い性格の関係はよく話題になりますし、その根拠は気になりますよね。

つばさ

あ!そういえば、はじめさん絶対A型でしょ!? 

はじめ

そう、ちょうどこんなふうに(笑)

血液型占いはよく話題になりますよね。

では、今回は血液型占いの科学的な根拠について勉強しましょう。

血液型占いの歴史

「血液型占い」みなさんも必ず聞いたことがあるでしょう。

朝、テレビを付ければ、「今日のA型は……。」子供の時におっちょこちょいなことをしたら「ほら出た!B型!」と言われ、蚊に刺されたらO型と言われ、気になる人の意外な一面を見たら「AB型かな……。」と思ってしまう。

私達の生活にこの血液型占いは深く浸透しています。

しかし、血液型占いがここまで流行しているのは実は日本だけです。(最近はアジアでも流行ってきているそうです)

では、どのようにしてこの血液型占いはここまで日本に浸透してきたのか、科学的根拠の土台を知るためにも、その歴史を少し見てみましょう。

日本生まれ?の血液型占い

人は、なんらかの特徴と性格を結びつけるのが大好きです。

科学的に「血液型」というものの存在が世に知れ渡った時には「これは、なにか性格と関係があるんじゃないか?」と世界中で研究が始まりました。

もともと、「どうやら輸血をした時に副作用が出やすい人と出にくい組み合わせがある」ということで発見されたABO血液型。

この血液型に関しては、オーストリアのウィーン大学で病理学を研究していたカール・ラントシュタイナーさんが1901年に血液型の相性(混ぜると固まるという反応)関する発表しました。

おかげで、輸血の時に副作用が出る人は激減しました。

しかし、その時はまだ血液型と性格に関する研究はされていませんでした。

そして、意外にも血液型と性格の関係について先陣を切ったのが日本人の「原来復(はら・きまた)」さんでした。

彼は1916年、「血液ノ類属的構造ニツイテ」という本で血液型と性格について、なんらかの関係性があることをほのめかしました。

ヒトラーも利用していた血液型占い

それから時は経ち、世界は第2次世界大戦。

ヒトラーはナチスドイツの統領として、ユダヤ人の弾圧をしていました。

しかし、いくらヒトラーといえども、何も根拠も無く多民族を弾圧することはできません。

ヒトラーはこの時、あらゆる方向からユダヤ人弾圧のための理由を探していました。

そして、見つけたのが血液型占い。

この時に、ヒトラーはユダヤ人にはB型く、ドイツ人にはA型が多いということに目をつけ、血液型を根拠に「A型はこういう理由で優れている! B型はこうこう、こういった理由で人間的に劣っている!」と主張し、ユダヤ人迫害の根拠にしました。

このような人種差別に用いられた学問を「優生学」といいます。

ちょうど血液型は親から子へわかりやすく引き継がれるものですので、民族の分断をするためには(当時の)血液型占いはちょうどよい材料になっていました。

ヨーロッパ生まれの血液型占い

さて、それから時は経ち、血液型占いの最初の統計的な研究が行われました。

フランスの医師で心理学者でも有ったレオン・ブールデルという方がJ・ジュネベという心理学者と協同で2,500人を対象に血液型と性格の関係を調べ、「血液型と気質」というタイトルの本を出版しました。

そしたら、これが大当たり!

フランスのみならず、世界中でも血液型占いが大流行しました。

当のブールデルは血液型がなぜ人間の性格に影響をあたえるのかという根拠に関してはあまり言及していなかったそうです。

これ以降世界中で血液型占いは大流行しました!と言いたいのですが、実際には血液型占いの流行は世界的に去ってしまいました。

ただ一国、日本を除いて。

日本で血液型占いが大ヒット!

その後も日本では血液型占いが脈々と受け継がれて、2,000年頃には再びTVで取り上げられるようになって大ヒット!

その頃は主な論調としては「A型は素晴らしい、B型はちょっと残念!」というふうに日本中で取り沙汰され、血液型占いブームがやって来ました。

もしかしたら、これはヒトラーの影響も残っていたのかもしれません。

血液型占いの本は売れに売れ、番組は視聴率を稼ぎ、メディアは莫大な利益を得ました。

そして、その影響は今でも続いているといえるでしょう。

一時は「科学」を掲げたTV番組が大流行しましたが、その後、有名な「発掘!あるある大事典」という番組のヤラセ問題で世間は考え方を変えました。

「あれ?TVの情報って科学じゃなくてただのエンターテイメントなんだ」

それからというもの、TVでは血液型をテーマにした番組は激減しました。

しかし、一時ブームとなった血液型占いの流れは脈々と受け継がれ、今に至ります。

血液型占いと性格の関係

やっと本題になりますが、血液型占いと性格には関係があるのでしょうか。

ここでは、問題を明確にするため「血液型が~型の人は~~という性格である傾向が認められる」という状態を「血液型占いと性格には関係がある」と定義しましょう。

では、実際のところ、関係があるのかないのか見てみましょう。

血液型と性格の関係に根拠はない

一般的には、血液型と性格の間には関係がないと言われています。

血液型と性格に間に関係がないと言われている代表的な理由をいくつか上げてみましょう。

公式に証明されていない

それはこれほど有名になっているにもかかわらず、今までの歴史を見ていたように科学的に証明をされた事実がないことからも明らかでしょう。

例外が明らかに沢山いる

また、身の回りを見渡しても、A型なのにA型っぽくない人、B型なのにB型っぽくない人などはいくらでもいます。

統計も取れていない

いままも血液型と性格の関係を統計学をもちいて学術的に調べた研究はいくつもありましたが、それらの研究結果はいつもバラバラでした。

ある研究は関係がある、ある研究は関係がないとして結論づけられています。

明らかに関係性があるのであれば、このような結論のズレが有ることはありえません。

ABO式血液型のみをフォーカスするのはおかしい

そして、何より、「血液型」という名前ではありますが、血液の分類方法は大量にあります。

赤血球膜表面抗原型、ABO式血液型の含まれる分類形式をちょっと探しただけでも、

Rh式血液型 (Rhesus式)、MN式血液型 (MNSs式、Ss式)、Se型、Duffy式血液型、Kidd式血液型、P式血液型、Xg式血液型、Kell式血液型、Lutheran式血液型、Diego式血液型、Lewis式 (ルイス式)、Vel式血液型、Wright式血液型、Yt式血液型、Gerbich式血液型、Auberger式血液型、Sm-Bua式血液型、Colton式血液型、Dombrock式血液型、Ii式血液型……。

もうお腹いっぱいです。

これ以外にも、血液の分類の仕方は沢山あります。

これらの全ての血液型を無視して、ABO式の血液型だけが性格に影響を与えるとしてフォーカスするのは論理的ではありません。

やっぱり関係あるの??

このように、今までは「血液型占いには根拠が無い」という論調が主流でした。

しかし、様々な分野で科学が進んだ結果、「やはり、血液型と性格には関係があるのではないか?」という主張も増えてきました。

あるアンケート調査では、6割以上の人は「血液型占いは当たっていると思う」と答えたそうです。(情報元、どのような条件で取ったアンケートかは不明です)

もしこのアンケートが事実であれば、やはり血液型占いと性格の関係は無視できないと言えるでしょう。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。

その根拠見てみましょう。

ピグマリオン効果

ピグマリオン効果とは、ものすごく簡単に言うと「人は言われたようになる」という現象のことをいいます。

これは、ギリシャ神話に出てくるピグマリオンという男性が愛した石像(厳密には象牙の像)の話からきています。

ピグマリオンさんが毎日この石像を本物の女性のように扱っていたら、神様の力でその石像が本物の女性になったというお話しが由来です。

たとえば、小学生1年生たかし君の事を考えてみましょう。

「たかし君はおっちょこちょいなんだから」と皆から毎日言われていたとしたら、たかしくんは「あ、僕っておっちょこちょいなんだ」と思い込み、それにふさわしい行動を取るでしょう。

そして、たかし君の周りのみんなも「たかし君はおっちょこちょいだから、たかし君の席の近くには花瓶は置かないでおこう」とたかし君がおっちょこちょいになるような環境を整えます。

もしかしたら、たかし君は花瓶を割ることで反省して注意深くなれたかもしれないのに、そのチャンスすらも奪われていくのです。

こうしてたかし君は本物のおっちょこちょいに成り上がります。

同様のことは血液型占いでもいえます。

2,000年を期にメディアは日本中で血液型占いを流行させました。

その結果「A型はこういう性格だ」「B型はこういう性格だ」と日本中に人が口にするようになったのです。

そのピグマリオン効果たるや、すさまじいものがあるでしょう。

このようにして、日本中の人々が「元々の性格が矯正(きょうせい)され血液型占いの通りの性格になっていった」→「血液型占い結果的に当たるようになった」がというのは十分に考えられる話です。

血液型による性格偏向(環境適応)

さて、つづいて生物学的なお話しです。

血液型のなかにABOの差があるために、この「血液型占い」というのが成り立っているのですが、そもそもこのABOとは何でしょうか。

それは、血液の表面につく抗体(ウィルス撃退システム)です。

つまり、極端に言うとABOの血液型の違いによってかかりやすい病気が違い、それがもとで人格形成に影響をあたえることがあるということです。

この事については非常にわかりやすい記事がありましたので引用をさせていただきます。

 東京医科歯科大学医学部名誉教授で人間総合科学大学教授の藤田紘一郎氏は、著書の『血液型の科学』(祥伝社)の中で、「血液型と性格は医学的に関係がある」と述べていまおり、その理由として、次のように説明しています。

(1)血液型によって免疫力が異なる
(2)血液型ごとにかかりやすい病気とかかりにくい病気がある
(3)その結果、仕事の役割や生活スタイルが形づくられた

 例えば、A型は免疫力が弱く、病気にかかりやすいため、人間関係に用心深くなったというものです。また、A型のルーツは農耕民族であったと考えられ、計画的に穀物を育てる生活スタイルが几帳面な性格を形成したとしています。

 逆に、免疫力が最も強いO型は開放的でチャレンジ精神が旺盛な性格になったと考えられるといいます。また、B型も免疫力が強いためO型と似ているが、肺炎やサルモネラ菌に弱く、大勢の人の中には入らないようになり、独特な性格が形づくられ、AB型はA型以上に免疫力が弱く、人と会うことを避けるように暮らしたため、疑い深く内向的になったのではないかと推測しています。

引用元:ライブドアニュース http://news.livedoor.com/article/detail/10371355/

なるほど、このような視点で言うと、たしかに血液型は性格に影響を与えそうですね。

バーナム効果

つづいて、もう一度心理学のお話しです。

バーナム効果とは乱暴に説明すると、「人は何かぼんやりしたことを言われると「そう言われたら俺、そうかも」と思ってしまう」効果のことをいいます。

ところで、

今この文書を読んでいるあなた、あなたはとても優しい人ですね。

そういわれると、なんだかそんな気がしませんか?(笑)

誰にだって、優しい一面はあります。

しかし、それを名指しで言われると「確かに、私ってそうかも」と思ってしまうのです。

血液型占いも、これと同様です。

A型の人がよくいわれる「あなたは、きちんとした人ですね」。

これなんかは、まさにバーナム効果の代表例だといえるでしょう。

このようなことが繰り返されるうちに「血液型占いは当たる」=「血液型占いは性格に影響を与えている」と思い込んでしますのです。

まだ見ぬ原因があるかもしれない!

血液は全身を行き渡っており、爪の先から髪の一本に至るまで、血液によって運ばれた栄養によって作られています。

そのような視点から行くと、血液の違いというのは私達の体に大きな影響を与えそうなものです。

まだまだ私達が知らないだけで、もしかしたら、血液型が性格に影響を与える要因はちゃんとあるのかもしれません。

その可能性は無くなることはありません、もしかしたら、誰もが有無をいわさず納得するような血液型占いの根拠が1,000年後には発見されているかもしれません。

科学的に「ない」という証明はできない

さて、いままで血液型占いが性格に関係ある、関係ないというお話しをして来ましたが、ここで一つ、「悪魔の証明」というお話しをご紹介しましょう。

悪魔の証明とは「「ある」という事はそれを目の前に持ってくれば証明できるが、「ない」ということを証明することは極めて難しい」というものです。

「血液型占いに科学的な裏付けがある」という事はその証明を目の前で見せればすぐに分かります。

しかし「血液型占いには科学的な証明はない」ということは原則的にはできないのです。

なぜなら目の前のインチキな証明をいくら否定したからといって、「あぁ、今のは間違えですけど、別の証明の仕方があります」と言われてしまう可能性があるのです。

目の前の一つ一つの証明を否定していくためには無限の作業が必要になります。

でも、そんなことは出来るはずはありません。

つまり、血液型占いにの科学的な根拠を証明するチャンスはこれからも決してなくならないのです。

【まとめ】血液型占いの根拠はある!

つばさ

ねぇねぇ、はじめさん、結局血液型占いと性格が関係してる根拠ってあるんですか?

なんだか私途中で、難しくなくなっちゃって。

はじめ

もちろん!

根拠はありますよ!

つばさ

え!そうなんですか?

はじめ

はい、それはさきほどお話したとおりです。

しかし、この根拠がどのくらい確かなのか?

ということについては、保証できませんがね(笑)

つばさ

え~。そんなのずる~い。

はじめ

それと、血液型と性格の関係が証明されるその日まで、証明のチャンスは決してなくならないというのであれば、そのロマンに賭けてしまうのも良いのではないでしょうか!

つばさ

あ、出た、たまに熱くなるA型……。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です